コモゴルツェフ氏は「移動式レーダーステーションの最初のプロトタイプが完成し、制圧モジュールをつくる作業を開始した。現在この作業は最終段階にあり、今年第3四半期の終わりまでに民間用マルチコプターを含む最小のドローンを検知して制圧できる単一の複合体を発表する計画だ」と述べた。
同氏はさらに「私たちが検出した小さな標的の1つは、DJI Miniのような大きさが16x20センチのドローンだ。ステーションは都市の住宅地を含め、移動中は最大500メートル、ホバリング状態では最大250メートルの距離でドローンを確認し、追跡することが保証されている」と説明した。
コモゴルツェフ氏は、武力紛争下における新型レーダーステーションの役割の重要性を強調した。なぜなら軍事目的に用いられる民間用ドローンを含む小型ドローンは今日、戦場においても、またテロ攻撃で使用される可能性があるという観点からも、深刻な脅威となっているからだ。このようなドローンは通常の歩兵用手榴弾、装甲車両を破壊するためのHEAT弾、即席爆発装置などを搭載することができる。また小型ドローンは、偵察や砲撃の修正にも使用されている。
スプートニク通信は先に、有用性の高いロシアの無人機「ランセット」にウクライナ軍は手を焼いていると報じた。
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