台湾の通信社「中央社」などによると、麻生副総裁は7~9日の3日間の日程で滞在。蔡英文総統のほか、頼清徳(らい・せいとく)副総裁、呉釗燮(ご・しょうしょう)外相ら、台湾高官と会談する。
また、8日にはインド太平洋地域の安全保障問題を議論する「ケタガラン・フォーラム」にも出席。麻生副総裁は基調講演を行うことになっている。
台湾海峡をめぐる緊張は、昨年8月のナンシー・ペロシ米下院議長の訪台以降激化している。台湾を自国の領土とする中国はこれを強く非難し、台湾周辺で大規模な軍事演習を行うなどした。今回の麻生副総裁の訪問に対しても、中国側からの反発が予想される。
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