CNNがウクライナ保安庁から入手したとする映像では、攻撃に使われた水上ドローンのほか、橋の下で起こった爆発の様子も収められている。
SBUのワシリー・マリュク長官によると、攻撃に使用されたのは「シー・ベイビー」という水上ドローンで、数ケ月かけて開発された。民間企業は関与していないという。マリュク長官は「我々はこのドローンのおかげで、クリミア大橋や揚陸艦オレンゴルスキー・ゴルニャク、SIGのタンカーへの攻撃を成功させた」と主張している。
クリミア大橋テロ
6月17日深夜、ウクライナの水上ドローン2機がロシア南西部のクリミア半島とクラスノダール地方を結ぶクリミア大橋を攻撃し、路盤が損傷した。橋を通行していた自動車に乗っていた民間人の夫婦が死亡したほか、同乗していた2人の14歳の娘も負傷した。
2022年10月に実行された最初のテロでは、橋を走行中のトレーラーが爆発し、3人が死亡したほか、橋の2本の車道が部分的に損壊している。また、今月12日には攻撃用に改造されたウクライナの対空防衛システム「S-200」2発が発射されたが、ロシアの防空ミサイルに迎撃された。
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