同紙によると、米国が新たに配備するのはF35Aの2飛行中隊。計54機が入れ替わるとみられており、早ければ年末にも実行されるという。従来のF15も核兵器が搭載可能だが、より旧式の機体となっている。
レイクンヒース空軍基地は英軍の基地だが、駐留しているのは在欧米空軍のため、事実上米国の租借地となっている。米国防総省は同基地の周りに兵士向けの住宅を建設するため、5000万ドル(73億円)の予算を議会に求めるなど、基地の強化に動いている。欧州ではF35の配備とともに、米国の戦術核兵器が英国に再配備されるとみる観測もある。
英国も核保有国であるが、その主力は4隻の原子力潜水艦とそれらに装備された潜水艦発射型弾道ミサイル「トライデント」だ。英国は今後5年間で90億ポンド(約1.6兆円)を投じて、核弾頭の刷新や潜水艦の近代化などを含む核戦力の強化を進める計画を発表している。
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