ロシア人軍事専門家が語る 露軍がウクライナで使う主な兵器

現在、特別軍事作戦ゾーンの主な戦闘は大砲と無人機によって戦われている。軍事専門家で防空軍博物館の館長を務めるユーリー・クヌートフ元大佐はロシアのLenta.ru紙からの取材に対し、ロシア軍が主に使用している兵器を挙げた。
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「ロシアが使用している砲兵システムはまだほとんどがソ連時代の設計だが、今は新しい『2S35 コアリツィヤ-SV 152mm自走榴弾砲』も現れはじめた。多連装ロケットランチャーの『MLRS タルナード』シリーズも使われ始めたが、これはまだ大量生産はされていない」クヌートフ氏はこう語っている。
砲兵システムに加え、特別軍事作戦で重要な役割を果たしているのがロシアの無人機。クヌートフ氏によると、ロシアの徘徊型無人航空機「ランセット」はウクライナ軍を恐怖に陥れている。
「また、『オルラン30』(編集:無人偵察機)は標的を照らす能力を持っているため、精度の高い命中率で攻撃ができる。戦車では、『T-90Mプロルィフ』は現在、世界最高の戦車とみなされている。少なくともウクライナで使用されている戦車の中ではトップだ」クヌートフはこう続けた。
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また、ロシアの「キンジャール」ミサイルも非常に高い精度で目標を破壊することができ、比類がないとクヌートフ氏は指摘している。
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