研究チームは、854人を対象に食生活についてのアンケート調査を実施した。参加者の95%が間食をすると回答。1日あたりの間食回数の平均は2.28回で、1日に2回間食をする人は47%、2回以上の人は29%だった。
参加者の約26%が、健康的な主食と不健康な間食を食べたと回答した。不健康な間食はスイーツが多かった。
間食の種類 | 人気度(%) |
ケーキやパイ | 14 |
朝食用シリアル | 13 |
アイスクリーム | 12 |
ドーナツやカステラ類 | 12 |
分析の結果、一般的に間食は健康に有害なわけではないが、それはナッツや新鮮な果物など、高品質の食品が含まれる場合に限られることが示された。このルールを守った参加者は、間食を全く食べなかった参加者や不健康な食べ物を間食した参加者と比べて、健康的な体重である可能性が高かった。また質の高い間食は代謝を高め、空腹感を減らしたという。
一方、不健康な間食は健康状態を悪化させたほか、ボディマス指数 (BMI)の高さや、内臓脂肪の多さとも結び付いていた。これらの指標はすべて、脳卒中、心血管疾患、肥満などに関連している。
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