ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ軍、クリミアの露黒海艦隊司令部をミサイル攻撃=露国防省

露国防省は22日、ウクライナ軍がクリミア半島・セバストポリ市の露黒海艦隊司令部を攻撃したと発表した。軍人1人が死亡したとしている。
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「ミサイル攻撃撃退の過程で、対空防衛システムによって5発が撃墜された。(編注:ウクライナ側の)攻撃の結果、黒海艦隊司令部の歴史的建造物が損傷した。これまでに判明している範囲では軍人1人が死亡した」

露国防省
これに先立ちセバストポリのミハイル・ラズボジャエフ市長は、黒海艦隊の司令部がウクライナ軍によるミサイル攻撃を受けたと発表した。これまでのところ司令部周辺の民間インフラへの被害は確認されておらず、通行人にも負傷者はいないとしている。
一方、クリミア共和国のセルゲイ・アクショノフ首長も同日、クリミア半島上空で対空防衛システムによってミサイルが撃墜されたと発表している。
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露軍予備役大佐で軍事専門家のワシリー・ダンディキン氏は、今回の攻撃について、「何発のミサイルが着弾したかは分からず、色々なことを考慮する必要がある」と前置きしたうえで、攻撃が英国またはフランスが供与した長距離ミサイルによるものだった可能性を示唆した。

「ウクライナ軍はオデッサなど南部から撃ってきている。主に英国のストームシャドウ、同様のフランスのスカルプもある。これまでに(編注:クリミア半島とヘルソン州を結ぶ)チョンガルスキー橋に2回、セバストポリの工場にも3発が着弾している。恐らく、反転攻勢がうまくいかない中、これがウクライナができる唯一のことなのだろう」

ワシリー・ダンディキン
露軍予備役大佐、軍事専門家
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