米軍は防衛省に対し、飛行の安全に関わる構造上の欠陥はなく、操作手順の確認や、追加の訓練を行うと説明。だが、防衛省は米軍報告書の内容を含む原因に関する詳細な説明を受けたうえで非公表としているのか、米軍の主張を鵜呑みにしただけなのかは不明となっている。
中西市長は「米側の対応が適切だとした政府の判断は重く受け止めざるを得ない」としたうえで、「再発防止には原因の特定が一番」と述べた。
運用再開の時期は未定だが、防衛省は再開時に再度発表するとしている。
鹿屋基地では昨年11月、1年間の期限付きでMQ9が配備された。事故は今年8月22日午前11時頃に発生。滑走路をオーバーランしたMQ9は地上施設に接触した後、滑走路脇の草地に停止した。