西側諸国によるウクライナへの兵器供与

オーストリア軍司令官、ウクライナに残されたドイツ主力戦車の数を明らかに

ウクライナ軍は西側から供給されたドイツの主力戦車「レオパルト」を最大3分の1近く失った。オーストリア国軍のマルクス・ライスナー警備大隊司令官が独紙ディ・ヴェルトの取材に応じた中で明かした。
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司令官によると、レオパルト2の有効性は予想よりも「それほど高くない」ことが判明したという。供与された同タイプの戦車、約90両のうち、少なくとも3分の1が破壊、または損傷したとのこと。
西側の同盟国はウクライナに約束した兵器供与を「部分的にしか」履行していないと司令官は不満を述べた。
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ロシア軍は4月、ウクライナに供与されたドイツ製のレオパルト戦車1両を鹵獲した。後方に運ぶことができなかったため、レオパルトは沼地に沈められた。
また、ウクライナでの対空防衛作戦中にドイツのレオパルト戦車を撃破したロシア人軍人に100万ルーブル(およそ167万円)の報酬が支払われた。
ドイツは1月末、「レオパルト2」戦車の供与を発表し、他国に対してウクライナへの同戦車の再輸出を承認した。ドイツ国防省は、同国政府がウクライナにレオパルト2を18両供与する可能性があると発表した。 ロシア政府は、ウクライナ向けの武器が搭載された貨物を含む西側の車両が、ロシアにとって正当な標的になると繰り返し強調している。
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