ロシアにはウクライナから中東への闇市場を経由した武器販売に関するデータがある=プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領は、キルギスで行われたCIS独立国家共同体首脳会議後の記者会見で、ロシアはウクライナから闇市場を通じた中東への武器販売に関するデータを持っていることを明かし、それは「大きな流れ」であると述べた。
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プーチン大統領はウクライナでは、武器を含む、売ることのできるものは全て売られていると話した。

「売ることのできるものは全て売られている。もし武器が売れるのなら、武器も売り物だ。もしロシアでそれが売られ始めても、私はそれに驚くことはない。ましてやアフリカや中東の諸国を経由した国際市場ともなれば、なおさら明白なことだ。確実に売られている」

ウラジーミル・プーチン
ロシア大統領
プーチン大統領は、ウクライナから闇市場に出回る武器の「大きな流れ」があると述べたが、これがウクライナの政府指導者レベルで行われているかどうかは疑念があると話した。
「もちろん、我々のところに、中東を含む武器売却に関するデータはある。私は現在のウクライナの指導者らには好意を抱いていない、それはわかりきったことだが、その一方で、これがウクライナの指導者レベルで行われているかどうかは、もちろん疑わしい。そして、流れは続いている。もちろん、それは大きな流れだ」
ウラジーミル・プーチン
ロシア大統領
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
西側の武器はウクライナからマフィアの手に渡っている=マスコミ
プーチン大統領は、ウクライナからハマスに武器が届けられたか、疑いの念を持っている。
「ウクライナから武器が届けられたかは疑いがある。しかしウクライナから横流しされていることに関しては疑いを持っていない」
ウラジーミル・プーチン
ロシア大統領

ウクライナ軍の兵器が闇市場に

ウクライナから闇市場に兵器が流出し始めたのは、紛争が始まった2014年。西側の兵器は欧州を経由してアフリカや中東に運ばれ、そこでイラク、シリアまたはリビアなどの紛争地域に流出、あるいはテロリストや犯罪組織の手に渡る。専門家らによると、現在市場で「最も人気がある」のは対戦車ミサイルシステムと携帯式防空ミサイルシステムだという。
米国の著名な報道記者でピューリッツァー賞を受賞したこともあるシーモア・ハーシュ氏は今年4月、西側はウクライナ軍に供与された兵器が闇市場に流れていることを知っているが、西側メディアは黙り込んでいると語った。
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