「私はプーチン氏に対し、彼が政治的移行において自らのパートナーら、(シリア大統領の)アサド氏そしてイランの仲介者になる共に作業する構えであれば、自分は彼とともに作業を行なう構えだと語った。」
オバマ大統領はこう語る一方で、「イスラム国(IS)」と、米国が「中道反体制派」と捉えるスンニー派の組織との間の違いについてはプーチン大統領とは意見が一致していないことを明らかにしている。
ロシアはシリアのアサド大統領の要請を受け、同国内のISの陣地に対する空爆を開始している。
ロシア国防省の発表では2日間でロシアの航空隊はISの司令部、爆発物工場、テロリスト養成キャンプほか一連の施設を破壊した。リヤド・ハッダド駐露シリア大使はこれより前に表した声明で、空爆が標的にしているのはまさに武装テロ組織であり、反体制派ないし民間人は攻撃を受けていないことを確認している。
米国主導の連合軍は2014年9月から、国連安保理を迂回し、シリア政権と協調行動もとらないまま、シリアにおけるIS陣営への空爆を開始している。