今回は銅メダリスト、アンナ・ポゴリラヤ選手だ。ショートプログラムには満足しているが、フリープログラムでは悔しいミスをしてしまった、と嘆くアンナ。
スプートニク:「 失敗と成功を繰り返しながら成長していくものだ」という言い方があるが、演技上のミスをどうやって克服するのか?勝利の対価はいかほどか?
スプートニク:あなたは今回の欧州選手権で表彰台に上った3人のロシア選手のうち、最年長で、もう大学にも通っている。学生生活と練習はどうやって両立しているのか。
アンナ・ポゴリラヤ選手:文武両道はもちろん困難だ。だが、私の場合、ほんの小さい子供のときから、いつもそうだった。学校でも、大学生になった今でも、先生たちは理解をもって接してくれる。仕方なく授業を休むときも、本気でスポーツをやっているんだからと、正面から受け止めてくれる。でも私は、練習の合間でも、休みの日でも、勉強するよう努めている。それはスポーツにおける勝利に劣らず重要なことだから。
スプートニク:エキシビションではシュニトケの「タンゴ」で踊った。どうしてこの選曲を?どんなイメージで踊った?
スプートニク:フィギュアスケートは今、あなたの人生で、最高の位置を占めているのか。余暇の時間はあるか?
アンナ・ポゴリラヤ選手:フィギュアスケートは私にとってスポーツであると同時に芸術でもある。そこに私たちは身体的な力だけでなく、魂をも注ぎ込むのだ。その程度が激しい余り、二つのプログラムを滑り終えると、もう笑う力も残っていない、ということもある。時には虚脱感を覚えることもある。あまりに強く注ぎ込み、もう何をする力も残っていない、という状態だ。自由な時間は今私にはほぼ無い。ほんの束の間自由な時間が得られれば、私は猫と過ごす。5歳になる雄ネコで、一緒に過ごすとリラックスできるし、互いに満足を覚えることが出来る。