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展覧会では、ロシア外務省の公文書館やロシア国立古文書保管所の「日本との貿易関係構築」に関する1792年のエカテリーナ2世の勅令、日本における正教会宣教師団設立に関する政令、そこで暗殺未遂に遭った日本訪問に関するニコライ皇太子の日記、露日初の外交関係に関する条約となった1855年の下田条約のコピーなどが展示された。
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露日交流年の立役者の1人、国際文化協力担当ロシア大統領特別代表のミハイル・シヴィトコイ氏は、ロシアと日本には波乱万丈の過去があると強調し、次のように語っている-
日ロ交流協会副会長の朝妻幸雄氏も、通信社スプートニクのインタビューに応じてくださった。
スプートニク:「あなたの知らないロシアがあります」という「日本におけるロシア年」のキャッチフレーズについて教えてください。
朝妻氏:私は日本はもっと歴史の中で良いところも悪いところも全部見ないといけない、都合の悪いところに目をつぶってはいけないと思ってるんです。日本はロシアの良いところをあまり知らないんです。歴史の中で悪いところばかり見てきたような気がするんですね。ロシアには良いところがたくさんある。私は日本人にそれを知って欲しいんです。私は日本の人たちにロシアについてもっと知ってもらうためにロシアの話をいつもしています。いろんなところで講演会をしたりとかね。それから大学の学生たちにロシアの素晴らしいところをいつもお話しています。文化について言えば、日本人はロシアの文化がものすごく高いレベルにあることをよく知ってるんです。ですからそういうところも知った上で頭の中で経済も政治も文化もみんな一つの国として(考える)。それが別々の国みたいになってしまっているんです。文化のレベルはすごく高い。政治は変な国。経済はポテンシャルはあるけれども信頼して大丈夫かなのかどうかというのを自分で判断できない。それは情報が足りないからです。もっとロシアについての情報を日本に対してたくさん流してあげないといけないと思っています。
朝妻氏:まず第一に言えることは、こういう機会をつくれたことがすごく、素晴らしくいいことだと思います。なぜかというと、交流年ということをやらないとなかなか日本は真面目にロシアを見ることをしないんです。ですから、こういう機会を両国の政府がつくってくれた。結果として私たちが、ロシアについてはこういう素晴らしい面があるんだと、文化も改めて見直したら本当にすごいんだ、それから経済の面でも新しい提案がたくさん出てきてると、そういうこともちゃんと知る。そういう機会をつくってくれた。それが要するに日露交流年だと思うんです。それを日本は上手く、ロシアもそうですけれども、お互いにいい意味で利用してもっと次の段階に上げていく必要があると思うんですね。
スプートニク:ロシアのプラスの面とマイナスの面についてどのようにお考えですか?
現時点で露日交流年のプログラムには約400件のイベントが含まれているが、これからまだまだたくさん増えるだろう。