https://sputniknews.jp/20221010/13290084.html
クリミア大橋の爆発 またもやウクライナ特務機関によるテロ 犠牲の夫婦惜しむ声も
クリミア大橋の爆発 またもやウクライナ特務機関によるテロ 犠牲の夫婦惜しむ声も
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2022年10月、ヘルソンとザポロジエがロシアに編入される前は、クリミア半島とロシア本土を結ぶ陸の大動脈はこのクリミア大橋だけだった。ロシアは、最も重要な民間インフラの破壊を試みたことをテロ行為と断定し、首謀者と犯人を名指しで非難した。 2022年10月10日, Sputnik 日本
2022-10-10T23:40+0900
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クリミア大橋はロシア本土とを結ぶ唯一の道クリミア橋は全長19キロでロシア、欧州における最長の橋。ケルチ半島(クリミア)とタマン半島(クラスノダール地方)を結んでいる。2014年のロシアへの再編入以来、ウクライナ側から完全封鎖されているクリミア半島では、この橋は燃料、水、食料など多くのものをクリミア住民に届けるための唯一の陸上幹線であり、それなくしては通常の生活は不可能となっている。ロシアに編入したいというクリミア住民の自由意志は、ウクライナ政権の鋭い反応を呼んだ。ウクライナ当局は、半島での生活を耐えがたいものにするためにテロ行為としか言いようのない挙に出た。ウクライナ政権はダムを建設してドニエプル川の水がクリミアに届かないようにし、送電線を爆破し、国境の検問所で車両の往来を禁じた。クリミア大橋による道路と鉄道の開通でウクライナの図った封鎖は破られ、半島と本土を結ぶ交通網がスピーディーで便利になった。誰が得をするか2022年10月8日朝、クリミア大橋でタンクローリーが爆発。鉄道を走行中の列車の燃料タンク7基が炎上する事故が発生した。その結果、2本の道路が部分的に崩壊。現段階の情報によると、この爆発で3人が死亡している。爆発による被害はそれほど大きくなく、翌日9日の夕方にはすでに道路や鉄道の交通は一部復旧していた。ロシアは、クリミア大橋の爆発を、ロシアの最も重要な民間インフラを力づくで破壊しようする試みであることから、すなわちテロ行為だとあからさまに非難した。ロシア捜査委員会は、クリミア大橋の爆破の首謀者、犯人、扇動した者がウクライナの特殊部隊であるという証拠をすでに得ている。ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、クリミア大橋の爆発・火災をウクライナ当局がどんなに喜んだかは、インターネットを見れば誰でも自分の目で確認することができると指摘した。クリミアとロシアの統合の象徴であるこの橋の破壊については、ウクライナ当局はもう何年も前から破壊すると脅迫してきたからだ。そして2022年7月、ウクライナ当局はもう威嚇を隠そうともしなくなった。ヴォロディミル・ゼレンスキー事務所長のオレクシー・アレストビッチ顧問は当時、「ウクライナは技術的なチャンスが到来次第、クリミア大橋を攻撃しうる」とまで発言。ウクライナ国防省も同様の声明を出している。犯人は刑罰を受けるクリミア大橋で爆発したタンクローリーの運転手が、インターネットを通じて肥料輸送の注文を受けていたことが、ロシアのシロビキによってすでに判明している。つまり、運転手はそうとは知らずに使われ、テロの計画を疑いもしなかった可能性がある。ウクライナ特務機関がテロを準備するためにロシア国籍の人間と外国人が幇助したことはすでに分かっている。ロシア捜査委員会によると、橋で爆発したトラックは、ブルガリア、グルジア、アルメニア、北オセチア、クラスノダール地方というルートをたどっていたことが確定している。橋の爆破はテロ犯罪として刑事事件として立件された。ペテルブルク出身のガイドたちの最後の旅クリミア大橋で殺された人の中には、サンクトペテルブルグから来たゾーヤ・ソフロノワさん(33)とエドゥアルド・チュチャキンさん(53)の夫婦がいた。夫婦そろって歴史学を専攻し、生まれ育ったサンクトペテルブルクの歴史を研究し、普及させることに生涯を捧げてきた。ふたりはプロのガイドで、英語とロシア語によるサンクトペテルブルクのオリジナル観光ツアーを行うかたわら、YouTubeでブログ「HedgehogTB」を行い、大好きなペテルブルクの暮らしの素晴らしいエピソードを紹介していた。ふたりはこのほかにもドキュメンタリー映画を撮影しており、視聴者たちには普通のドラマ映画よりも面白いと好評だったいう。ここ最近、エドゥアルドさんとゾーヤさんは、ロシア国家の歴史に新しい光を当てる資料集めに熱心に取り組んでいた。だが、今回のクリミアへの旅は、彼らの最後の旅となってしまった。友人やフォロワーたちは、郷土ペテルブルクについての知識と愛を惜しみなく分け合ってくれた、善良で明るい人々の早すぎる死を悼んでいる。スプートニクは先に、ウクライナの高官がニューヨーク・タイムズ紙からの取材に匿名を条件に、クリミア大橋攻撃の背後にはウクライナの特務機関が存在すると明かしたと報じている。関連ニュース
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クリミア大橋の爆発 またもやウクライナ特務機関によるテロ 犠牲の夫婦惜しむ声も
2022年10月10日, 23:40 (更新: 2022年10月11日, 04:13) 2022年10月、ヘルソンとザポロジエがロシアに編入される前は、クリミア半島とロシア本土を結ぶ陸の大動脈はこのクリミア大橋だけだった。ロシアは、最も重要な民間インフラの破壊を試みたことをテロ行為と断定し、首謀者と犯人を名指しで非難した。
クリミア橋は全長19キロでロシア、欧州における最長の橋。ケルチ半島(クリミア)とタマン半島(クラスノダール地方)を結んでいる。2014年のロシアへの再編入以来、ウクライナ側から完全封鎖されているクリミア半島では、この橋は燃料、水、食料など多くのものをクリミア住民に届けるための唯一の陸上幹線であり、それなくしては通常の生活は不可能となっている。
ロシアに編入したいというクリミア住民の自由意志は、ウクライナ政権の鋭い反応を呼んだ。ウクライナ当局は、半島での生活を耐えがたいものにするためにテロ行為としか言いようのない挙に出た。ウクライナ政権はダムを建設してドニエプル川の水がクリミアに届かないようにし、送電線を爆破し、国境の検問所で車両の往来を禁じた。クリミア大橋による道路と鉄道の開通でウクライナの図った封鎖は破られ、半島と本土を結ぶ交通網がスピーディーで便利になった。
2022年10月8日朝、
クリミア大橋でタンクローリーが爆発。鉄道を走行中の列車の燃料タンク7基が炎上する事故が発生した。その結果、2本の道路が部分的に崩壊。現段階の情報によると、この爆発で3人が死亡している。爆発による被害はそれほど大きくなく、翌日9日の夕方にはすでに道路や鉄道の交通は一部復旧していた。
ロシアは、クリミア大橋の爆発を、ロシアの最も重要な民間インフラを力づくで破壊しようする試みであることから、すなわちテロ行為だとあからさまに非難した。
ロシア捜査委員会は、クリミア大橋の爆破の首謀者、犯人、扇動した者がウクライナの特殊部隊であるという証拠をすでに得ている。ロシア外務省のマリア・ザハロワ公式報道官は、クリミア大橋の爆発・火災をウクライナ当局がどんなに喜んだかは、インターネットを見れば誰でも
自分の目で確認することができると指摘した。クリミアとロシアの統合の象徴であるこの橋の破壊については、ウクライナ当局はもう何年も前から破壊すると脅迫してきたからだ。
そして2022年7月、ウクライナ当局はもう威嚇を隠そうともしなくなった。ヴォロディミル・ゼレンスキー事務所長のオレクシー・アレストビッチ顧問は当時、「ウクライナは技術的なチャンスが到来次第、クリミア大橋を攻撃しうる」とまで発言。ウクライナ国防省も同様の声明を出している。
クリミア大橋で爆発したタンクローリーの運転手が、インターネットを通じて肥料輸送の注文を受けていたことが、ロシアのシロビキによってすでに判明している。つまり、運転手はそうとは知らずに使われ、テロの計画を疑いもしなかった可能性がある。ウクライナ特務機関がテロを準備するためにロシア国籍の人間と外国人が幇助したことはすでに分かっている。ロシア捜査委員会によると、橋で爆発したトラックは、ブルガリア、グルジア、アルメニア、北オセチア、クラスノダール地方というルートをたどっていたことが確定している。橋の爆破はテロ犯罪として刑事事件として立件された。
クリミア大橋で殺された人の中には、サンクトペテルブルグから来たゾーヤ・ソフロノワさん(33)とエドゥアルド・チュチャキンさん(53)の夫婦がいた。夫婦そろって歴史学を専攻し、生まれ育ったサンクトペテルブルクの歴史を研究し、普及させることに生涯を捧げてきた。ふたりはプロのガイドで、英語とロシア語によるサンクトペテルブルクのオリジナル観光ツアーを行うかたわら、YouTubeでブログ「HedgehogTB」を行い、大好きなペテルブルクの暮らしの素晴らしいエピソードを紹介していた。ふたりはこのほかにもドキュメンタリー映画を撮影しており、視聴者たちには普通のドラマ映画よりも面白いと好評だったいう。
ここ最近、エドゥアルドさんとゾーヤさんは、ロシア国家の歴史に新しい光を当てる資料集めに熱心に取り組んでいた。だが、今回のクリミアへの旅は、彼らの最後の旅となってしまった。友人やフォロワーたちは、郷土ペテルブルクについての知識と愛を惜しみなく分け合ってくれた、善良で明るい人々の早すぎる死を悼んでいる。
スプートニクは先に、ウクライナの高官がニューヨーク・タイムズ紙からの取材に匿名を条件に、クリミア大橋攻撃の背後には
ウクライナの特務機関が存在すると明かしたと報じている。