「世界では冷戦と覇権主義のイデオロギーが盛んになっている」=中国・習近平主席

© Sputnik / Dmitrii Astanov / メディアバンクへ移行タイに到着した習近平主席
タイに到着した習近平主席 - Sputnik 日本, 1920, 18.11.2022
サイン
中国の習近平国家主席は、タイのバンコクで18日から開かれるアジア太平洋経済協力会議を前に、「世界では冷戦と覇権主義のイデオロギーが盛んになっている」とする見解を示した。中国外務省が17日、習主席の文書メッセージを公開した。
中国外務省が公開したメッセージは次のようになっている。

「食料危機、エネルギー危機、債務危機といったものが同時に起こっている。多くの国で社会経済の発展が困難に陥っている。世界では不安定性や不確定性が増している。

 冷戦や覇権主義、一方的行動決定、保護貿易などが盛んになっている。国際標準の歪曲や、経済関係の急転、国際紛争の黙認、協力発展の妨害、これらすべてが当たり前のこととなり、世界やアジア太平洋地域にとって試練となっている」

岸田文雄首相と習近平国家主席 - Sputnik 日本, 1920, 17.11.2022
3年ぶり日中首脳会談 岸田首相、尖閣問題で習主席に「深刻な懸念」伝える
一方で習主席は、全体的に見ればアジア太平洋地域の情勢は「安定しているといえる」としている。また、「地域協力はいつも新しい成果をもたらす。平和的な発展と互恵的協力は主目的であり続ける」と多国間協力の重要性を強調した。
習主席は17日、APECの非公式首脳サミットに参加するため、タイを訪れていた。一方、日本の岸田文雄首相もタイを訪れており、両者はこれまでに3年ぶりとなる対面式での日中首脳会談を行った。
関連ニュース
バイデン米大統領と中国の習国家主席 初の首脳会談
「こんなことをすべきではない」 中国の習国家主席 会談がマスコミに漏洩したとしてカナダ首相を痛烈に非難
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала