米陸上選手、10年越しでロンドン五輪の金獲得へ ドーピングで露選手からメダル剥奪

© Sputnik / Grigorii Sisoev / メディアバンクへ移行ナタリア・アントユフ選手
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陸上競技の不正防止機関AIUは21日、2012年のロンドン五輪のハードル400メートルで優勝したロシアのナタリア・アントユフ選手について、当時ドーピング違反があったとして競技結果を取り消した。これを受け国際オリンピック委員会(IOC)はアントユフ選手の金メダルを剥奪し、2位だった米国のラシンダ・ディーマス選手が繰り上げで金メダルを手にすることになる。
AIUの発表では次のように述べられている。

「IOCはこれをもってメダルの再分配とデータベースの更新に取り掛かることができる」

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露モスクワの検査機関のデータの見直しの結果、今回の裁定が下されたという。2012年6月15日~2013年6月29日までの全ての公式大会の結果が取り消された。アントユフ選手は定められた期間内に異議を申し立てなかったという。
アントユフ選手はハードル400メートルの金メダルのほか、4×400メートルリレーでも銀メダルを獲得していた。
アントユフ選手をめぐっては2021年にも、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がドーピング違反で2013年6月30日~2015年12月31日の競技結果を取り消す決定を下していた。
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