https://sputniknews.jp/20230103/2024-14464321.html
米メディア ウクライナは2024年までパトリオットを使用できない
米メディア ウクライナは2024年までパトリオットを使用できない
Sputnik 日本
ウクライナへの米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の納入開始は2023年前半になるという憶測に反して、現地の修理作業員の訓練だけで約53週間かかるため、運用できるのは2024年になる。米軍事メディア「ミリタリー・ウォッチ・マガジン」が、米議会調査局の報告書を引用して伝えている。 2023年1月3日, Sputnik 日本
2023-01-03T02:30+0900
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ウクライナでの露特別軍事作戦
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米政府は2022年12月22日、米製対空防衛システム「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの追加軍事支援を決定した。このため、パトリオットがロシアの空爆やミサイル攻撃を阻止する効果については、特に他の戦域における同システムの戦闘経験が疑問視されていることを考慮すると、深刻な疑問が生じるという。また、その報告書では、パトリオットに使用するバッテリーをどのようにして確保するのか明らかになっていない点が強調されている。バッテリーは、米軍の重要施設、あるいは米インド太平洋軍などの作戦部隊から持ち出される可能性が最も高い。また、この種の兵器は移動が問題になることがある。これよりも前、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、パトリオットは「旧弊なシステム」であり、ロシア軍が「はじきとばす」と断言した。同メディアは、パトリオットが瞬く間に破壊されるようなことになれば、ウクライナの士気も、米軍の牙城とされるミサイルシステムに対する同盟国の信頼も損なわれると指摘している。米誌「フォーブス」のポール・イドロン評論員は先日、パトリオットの重要な弱点の1つは、低い機動性であると指摘した。イドロン氏によると、砲撃を受けている状態で同システムを移動させるのは難しく、その上移動にはおよそ90人を擁することになるという。関連記事
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ウクライナへの米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の納入開始は2023年前半になるという憶測に反して、現地の修理作業員の訓練だけで約53週間かかるため、運用できるのは2024年になる。米軍事メディア「ミリタリー・ウォッチ・マガジン」が、米議会調査局の報告書を引用して伝えている。
米政府は2022年12月22日、米製対空防衛システム「パトリオット」を含む、18億5000万ドル(約2380億円)規模のウクライナへの
追加軍事支援を決定した。
このため、パトリオットがロシアの空爆やミサイル攻撃を阻止する効果については、特に他の戦域における同システムの戦闘経験が疑問視されていることを考慮すると、
深刻な疑問が生じるという。また、その報告書では、パトリオットに使用するバッテリーをどのようにして確保するのか明らかになっていない点が強調されている。バッテリーは、米軍の重要施設、あるいは米インド太平洋軍などの作戦部隊から持ち出される可能性が最も高い。また、この種の兵器は移動が問題になることがある。
これよりも前、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、パトリオットは「旧弊なシステム」であり、ロシア軍が「はじきとばす」と断言した。同メディアは、パトリオットが瞬く間に破壊されるようなことになれば、ウクライナの士気も、米軍の牙城とされるミサイルシステムに対する同盟国の信頼も損なわれると指摘している。
米誌「フォーブス」のポール・イドロン評論員は先日、
パトリオットの重要な弱点の1つは、低い機動性であると指摘した。イドロン氏によると、砲撃を受けている状態で同システムを移動させるのは難しく、その上移動にはおよそ90人を擁することになるという。