汚職疑惑、渦中のモンゴル前大統領 柔道のために帰国

© Sputnik / Tabilidi Kadirbekovモンゴルのハルトマーギーン・バトトルガ前大統領
モンゴルのハルトマーギーン・バトトルガ前大統領 - Sputnik 日本, 1920, 15.01.2023
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汚職疑惑のなか病気の治療のため韓国に滞在していた、モンゴルのハルトマーギーン・バトトルガ前大統領(2017年7月~2021年6月)が帰国し、柔道のモンゴル選手権の会場を訪れた。「isee.mn」が伝えている。
バトトルガ前大統領は過去に柔道・サンボのモンゴル代表選手として活躍。1983年にはサンボの世界選手権での優勝経験を持つ。現在はモンゴル柔道連盟の会長も務めている。
ウランバートルで14日に始まった柔道のモンゴル選手権の会場では、スーツに赤いスカーフと野球帽を着用したバトトルガ前大統領の姿があった。バトトルガ前大統領は審判団の1人として参加したという。
ウランバートルのスフバートル広場の参加者 - Sputnik 日本, 1920, 13.12.2022
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モンゴルでは昨年12月、中国への石炭輸出に絡む汚職事件が明るみ出て、暴徒化したデモ隊が一時大統領宮殿を占拠する騒動となった。同月13日には事件に関与した疑いのある議会議員や官僚、実業家らのリストがモンゴル捜査当局によって公表され、そのなかにはバトトルガ前大統領の名前も含まれていた。
15日にバトトルガ大統領は聴取に出頭したが、18日には「予定していた治療のため」韓国に出国。だが、事件の聴取から逃れるために治療を理由に出国したのではないかとの疑いも持ち上がっていた。
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