ドネツク人民共和国の自警団 - Sputnik 日本, 1920, 31.01.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは2022年2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特別作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。

米軍退役中佐 戦車供与は戦場での成功とは無関係な情報操作

© 写真 : Joseph A. Lambach, U.S. Marine Corpsエイブラムス戦車
エイブラムス戦車 - Sputnik 日本, 1920, 30.01.2023
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西側の戦車をウクライナに供与しても現実の状況は変わらないし、この供与は「大規模の情報操作」だ。米陸軍の退役中佐ダニエル・デイビス氏が、米国のニュースサイト「ブライトバート」でこのように語っている。
デイビス氏は、「問題は、ビデオゲームや紙の上ではうまくいっていることを、現場で機能させようとすること」であり、西側諸国がウクライナに戦車を供給するというのは「巨大な情報操作」であり、北大西洋条約機構(NATO)の戦車があることが戦場での成功を意味することではないと指摘している。
デイヴィス氏は、戦闘力の9割は戦車そのものではなく、よく訓練された乗組員と小隊の結束力であり、「この装備を見たこともない」ウクライナ兵がドイツで6週間の訓練を受けたところで、こういったことが達成されるとは思えないと指摘している。
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デイビス氏は、米国はウクライナ紛争に直接参加しないと主張しているが、「動向を注視しているロシアにとって、この言葉には何の意味もない」と強調している。また同氏は、米国はウクライナに「文字どおり全て」供給しているが、「まだ引き金を引いていないだけ」であり、米国がロシアとNATOの直接対立を引き起こしていると指摘した。
これよりも前、元ドイツ連邦軍中佐のユルゲン・ローゼ氏が、スプートニクの取材に対し、今回の戦車供与が紛争の流れを変える助けになる可能性は低く、ウクライナ軍の戦闘能力と士気が完全に崩れないようにするための苦肉の策である可能性があると語った。
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