スノーデン氏「米国は気球をめぐるパニックを利用」 その理由を説明

© AP Photoスノーデン氏
スノーデン氏 - Sputnik 日本, 1920, 14.02.2023
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元米中央情報局(CIA)職員のエドワード・スノーデン氏は、米国およびカナダ上空で撃墜された飛行物体が地球外起源である可能性があるとしてパニックが引き起こされたことは、ロシアのパイプライン「ノルトストリーム」爆破の調査からジャーナリストらの目をそらすために作られたものだとの考えを示した。
先に、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官、そしてホワイトハウスのカリーヌ・ジャン=ピエール報道官は、米国とカナダ上空で撃墜された飛行物体は地球外起源ではないと発表した。
スノーデン氏は、この飛行物体が宇宙人と関連していればよかったのにという主旨のツイートを投稿。次のように綴った。

「だが、それらは宇宙人ではない。昔ながらの人為的なパニックに過ぎない。これは国家安全保障問題を担当する記者が、予算や爆破テロ(ノルドストリームのような)ではなく、気球というたわごとについて調査するのが仕事であることを確かにするものだ」

露外務省ザハロワ報道官 - Sputnik 日本, 1920, 12.02.2023
「ノルドストリーム」の爆破工作
ノルドストリーム爆破 「多くの事実がある」のにNATO緊急会議は行われない=露ザハロワ報道官
なお、これより前、スノーデン氏は「ノルドストリーム」は米国の爆破工作によるものというリーク記事の発表を受け、自身のツイッターを通じ、「ホワイトハウスが自作自演しておきながら、断固として関与を否定した秘密工作」の数々を思い出すよう呼びかけていた。
ピューリッツァー賞受賞者でもある米ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏は8日、2022年6月に実施された軍事演習「バルトップス演習」を隠れ蓑にし、米海軍のダイバーが「ノルドストリーム1」と「ノルドストリーム2」の下に爆発物を設置したとする記事を発表した。そのなかでは、ジョー・バイデン米大統領がこの作戦を決定したと述べられている。米政権は、ハーシュ氏の記事は「真っ赤な嘘であり、完全な捏造」であるとし、すべての疑惑を否定している。
爆発テロ発生3ヶ月前の6月、NATOの海軍機が現場周辺の海域を定期的に旋回していたことが、航空機の位置を追跡するサービス「Flightradar24」のデータで明らかになった。「Flightradar24」のデータで新たに明らかになったのは、爆発テロ発生の3ヶ月前の6月8日~16日、独米の哨戒機「P-3・オリオン」や「P-8・ポセイドン」が現場周辺を定期的に飛行していたということ。これらの哨戒機は現場周辺で高度を下げており、ほぼ毎回無線中継機の通信が途絶え、一部の飛行履歴が表示されなくなっている。
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