Место утечки на газопроводе Северный поток-2 у берегов датского острова Борнхольм - Sputnik 日本, 1920
「ノルドストリーム」の爆破工作
ガスパイプライン「ノルドストリーム」と未使用の「ノルドストリーム2」で爆発が発生したのは2022年9月。ドイツ、デンマーク、スウェーデンは工作活動による破壊の可能性を否定しなかったが、爆破の犯行を認める声明はいずれの側からも出されなかった。ところが2023年2月初め、ピューリッツァー賞受賞の調査報道記者、シーモア・ハーシュ氏が、破壊工作に米国が関与というすっぱ抜き記事を発表。米国はこれを否定したが、ロシアは「ノルドストリーム」の爆発が破壊行為だったという新情報を受けて、国連安全保障理事会の開催を要請した。特設コーナーは、破壊工作の捜査に関する最新情報、専門家の評価や見解を逐次掲載しています。

「ノルドストリーム」爆破 米国関与の可能性を示す新たな証拠を米ジャーナリストが提示

© 写真 : Helikopter Wing/Danish Defence「ノルドストリーム」のガス漏れ
「ノルドストリーム」のガス漏れ - Sputnik 日本, 1920, 17.02.2023
サイン
米国のジャーナリスト、ジョン・ドゥガン氏はスプートニク通信に、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」の破壊工作をめぐり、その期間中にノルドストリームに爆発物が仕掛けらた可能性がある北大西洋条約機構(NATO)の演習「バルトップス22(Baltops-22)」の参加者から匿名の手紙を受け取ったことを明らかにした。

ドゥガン氏は「私は手紙を100%信用している。そこには演習バルトップス22と深海設備に精通している人だけが提供できる詳細が含まれている。すべてが正確だった」と述べた。

演習「バルトップス22」は、昨年6月にデンマーク領ボーンホルム島近くで実施された。
手紙によると、バルトップス22演習中の6月15日に平服を着た米国人グループがヘリコプターで演習場所に到着し、米第6艦隊の海軍中将と平服を着た人たちに出迎えられた。手紙の差出人によると、ヘリコプターの音がうるさかったため彼らの会話は聞こえなかった。
また、到着した米国のダイバーたちは通常の軍人は使用しない専門的な深海用の潜水設備を持っていたという。
ノルドストリームのガス漏れの現場 - Sputnik 日本, 1920, 15.02.2023
米国人記者シーモア・ハーシュ氏による調査
【解説】「ノルドストリーム爆破に米関与」への各国反応 日本メディアが伝えない米国に不利な報道
海軍中将との会話後、ダイバーたちはボムボートに複数の箱を積んで海に出て、6時間以上にわたって潜水した。戻ったときには箱はなくなっており、その後、ヘリコプターで去っていったという。
これに先立ち、「ノルド・ストリーム」爆破の原因について、米国の調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏は、2022年夏のNATO軍事演習「バルトップス」に参加した複数の米国人ダイバーらが「ノルドストリーム」の下部に爆破装置を設置し、それを3か月後にノルウェーが作動させたために起きたとするすっぱ抜き記事を発表していた。
関連ニュース
【視点】「ノルドストリーム」破壊工作の背後に誰がいるのかをすべての政府が知っている=欧州議会議員
西側はドイツとロシアの接近を望んでいない=ラブロフ外相 「ノルドストリーム」爆破に言及
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала