米ワシントンでウクライナ支援に反対するデモ 「真の敵はバイデン政権」

米ワシントン・リンカーン記念堂前で行われたデモ
米ワシントン・リンカーン記念堂前で行われたデモ - Sputnik 日本, 1920, 20.02.2023
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現地時間19日、米ワシントンでウクライナ支援に反対する抗議活動が行われた。主催したのはリバタリアン党とロン・ポール元下院議員。参加者は、ロシアは米国の敵ではないと述べた。
抗議活動の内容はウクライナ支援の継続に反対するもの。
作家および女優で、バイデン大統領が上院議員だった時代に議員事務所の職員を務めたことのあるタラ・リード氏は、スプートニク通信に対し、バイデン氏が政権を取ったことでロシアとの関係がここまで対立的になるとは思っていなかったと語った。さらに「ロシアは敵ではない、中国も敵ではない。敵は軍産複合体と腐敗したバイデン政権だ」と話した。
リード氏によれば、米国の軍産複合体はウクライナ紛争で儲けている。アフガニスタンから撤退した米国はウクライナに目をつけたため、これは止めなければならないと指摘した。
またリード氏は、米政府の動きはしばしば不条理になってきていると述べた。「ジュリアン・アサンジ氏は米国の戦争犯罪を公表し、起訴され、刑務所に拘束され、身柄引き渡しを要求している。彼は米国民ですらなく、オーストラリア人だ。不条理だ」と語った。
退役大佐で外交官のアンナ・ライト氏は、米国が紛争に関与したことにより、政府職員の辞職を余儀なくされたと語った。「私はイラク戦争が原因で、政府の職を辞した」と話した。
ライト氏は、ウクライナ紛争への抗議を示すためにここに来たと強調。「誰がどんな理由で紛争を始めたのかは関係ない。民間人が殺され、家が破壊され、難民になっている」と語った。
「私は兵器供給への支持をやめて交渉を始めるよう、米国人に対して自国の議員に圧力をかけるようここに来た」と話した。
今月上旬、米国はウクライナに対する総額21億7500万ドル追加軍事支援の内容を発表した。これで2014年以降に米国が行ったウクライナ支援の規模は324億ドルに達した。ロシアによる特別軍作戦開始以降の支援額は294億ドル。
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