Танк немецкого производства Леопард-2 - Sputnik 日本, 1920
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
2022年2月にロシアが特別軍事作戦を開始して以来、 米国などの西側諸国はウクライナへ重装備の供与をはじめ、積極的な軍事支援を行っている。特に、ウクライナはすでに対戦車ミサイル「ジャベリン」、携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、戦車「レオパルト」、「M1エイブラムス」、「チャレンジャー」、防空システム「パトリオット」、多連装ロケット砲「ハイマース」、巡航ミサイル「ストームシャドウ」などの兵器を受領している。スプートニクはウクライナへの兵器供与を注視し、その特徴や戦場での能力をまとめた。

ウクライナ向けのベルギー版「レオパルト1」 システムに意外な問題=米誌

© 写真 : 6º Regimento de Cavalaria Blindadoレオパルト1
レオパルト1 - Sputnik 日本, 1920, 14.08.2023
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独軍需企業のラインメタル社がこのごろ、ウクライナ向けにベルギーから購入した戦車「レオパルト1」は、射撃統制システムに問題がある。米誌フォーブスの論説委員を務めるデイビッド・エックス氏が指摘している。

レオパルト1は1965~1984年に製造された独製の旧式戦車。80年代ごろまでドイツ、オランダ、ベルギー、ノルウェー、デンマーク、豪州、イタリアなど各国陸軍の主力として配備されていた。

これまでにラインメタル社は、ベルギーから50両の「レオパルト1」を購入。そのうち30両がウクライナに引き渡されるとみられている。
レオパルト1のベルギー版改良型「1A5BE」は、射撃統制システムが通常と異なる。ベルギーは1990年代中頃の改修で、保有するレオパルト1の多くに独自のシステム「SABCA」を導入した。これは、オリジナルに装備されている「EMES18」よりわずかに射撃の精密度が高い。
エックス氏は、SABCAには特別なメンテナンスが必要で、導入されている数も少ないことがウクライナ軍にとっての問題になると主張する。現在、ウクライナ軍はオリジナルのEMES18を装備したレオパルト1を135両保有。また、ウクライナに供与された一部の「レオパルド2」のほか、他の軍隊でも使われている。一方、SABCAを採用しているのは比較的少ない。
この希少性のために、十分な技術的サポートが困難が生じる可能性があるという。さらにエックス氏は、「ラインメタル社がベルギーから買った珍しいSABCAシステムの状態が悪いという兆候がある」とも指摘している。
「これはレオパルトではなく射撃の的」ウクライナの野原で西側の数十億ドルとロシアに勝つ望みが燃え尽きようとしている - Sputnik 日本, 1920, 01.07.2023
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また、ドイツ側は購入した50両のうちウクライナ軍に30両のみを引き渡すとしている。これは、20両を解体して残りの30両を修理するために部品を「共食い」させるためだとエックス氏はみている。この修理には1両あたり35万ユーロ(5500万円)ほどかかるとみられている。
射撃統制システムはレオパルト1の最大の問題ではない。致命的な弱点は最大でも70ミリしかない装甲の薄さであり、「ロシアの強力な大口径砲を相手に信頼できる防御ではない」とエックス氏は締めくくっている。
これまでにドイツの軍人らはレオパルト2A4の装甲について、ロシアの戦車T-90や改修されたT-72 戦車の砲弾から防護するには十分ではないと主張している。そのため、ウクライナ軍は砲塔と車体側面に旧ソ連製の装甲「コンタクト1」を装着して対応している。
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