【まとめ】モスクワ国際安全保障会議が開幕 ラブロフ外相も演説
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第11回モスクワ国際安全保障会議（MCIS-2023）が15日、開幕した。開会式典ではラブロフ外相、ショイグ国防相ら露政権幹部が演説した。
MCISは、世界の安全保障上の重要課題への解決策を模索すべく、防衛機関、国際機関、非政府組織の代表者が一堂に会する毎年恒例のフォーラム。今年は76カ国から国防相、制服組幹部ら800人以上が出席する。
開幕式でラブロフ外相は、AUKUS（米英豪）の協定で豪州が原子力潜水艦の保有を進めていることに触れ、米国の核政策に懸念を表明した。
「現在、軍備管理と不拡散の分野での米国の様々な重要協定は、転覆してしまった。世界の安全保障の基礎の一つ、核兵器不拡散条約さえ侵害される恐れがある。例として、我々が今観測しているAUKUSによる核プロジェクトがある」
・ #AUKUS の枠組みの下で核開発計画を実現させるため、米国は核拡散防止条約（#NPT）を侵害する用意がある
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) August 15, 2023
一方、ラブロフ氏の後に登壇した対外情報庁（SVR）のセルゲイ・ナルイシキン長官はBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）の枠組みに注意を向けた。
「BRICSは自由で平等な多極世界の基礎を築く『レンガ』となる。すぐにそれに新たなレンガや柱が追加され、多極世界は成長、強化される。人々に主権とアイデンティティを与え、実体経済を発展させる。世界中の誰もこれを破壊することはできない」
このほか、開会式ではセルゲイ・ショイグ国防相も演説したほか、ウラジーミル・プーチン大統領もビデオメッセージの形で出席者に呼びかけた。
👉ショイグ国防相の演説要旨
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) August 15, 2023
・西側の支援にも関わらず、ウクライナ軍は反攻で成果を上げることができず、その軍事的潜在力は枯渇している
・国連は軍事行動中のキエフ政権による人道規範違反に反応していない
・西側はウクライナ情勢を弱体化させたのと同じ手法で、#台湾 周辺の情勢を煽り立てている pic.twitter.com/BK3KzX2huc
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