ザポロジエ原発の安全性を巡る状況

IAEA ザポリージャ原発に専門家を常駐か=グロッシ事務局長

ウクライナ南部のザポリージャ原発を訪問する国際原子力機関(IAEA)の使節団は、同原発で専門家の常駐を始める可能性がある。同機関のラファエル・グロッシ事務局長が26日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)のインタビューで語っている。
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インタビューでグロッシ氏は、戦場を専門家が移動するのは容易なことではないと指摘した。使節団の派遣を実施するためには、国連の支援を受けつつ、ロシアとウクライナと連携しながら安全な環境を整える必要があるという。また、「技術的な観点からミッションのパラメーターを定義する必要」があり、専門家が現地に常駐する可能性もあるとの考えを示している。
グロッシ氏によると、IAEAは「(使節団の)訪問を何カ月も前から準備」しており、その目的は「専門家が安全保障のさまざまな側面を把握すること」と、状況の安定化であるという。
これより前、グロッシ氏は、IAEAの使節団が数日中にザポリージャ原発を訪問すると発表した。
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ザポリージャ(ザポロジエ)州軍民管理局のウラジーミル・ロゴフ局長によると、IAEAの使節団が原発に向かう訪問ルートは、安全上の懸念から発表されておらず、いくつかの選択肢を検討しているという。現地当局はハイレベルの安全を確保する準備を進めている。
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