新型コロナに代わり、世界に脅威をもたらす「制裁熱」という別の問題が起こった=プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領は、第7回東方経済フォーラムの総会で、新型コロナウイルスに代わり、世界に脅威をもたらす「制裁熱」という別の問題が起こったと述べた。
この記事をSputnikで読む
プーチン大統領は、「制裁熱」にうかされている西側は、「他国に行動モデルを押し付け、主権を奪い、自分たちの意志に服従させるアグレッシブな試み」を行っていると語った。
またプーチン大統領は、他の国々が西側のルールに従うことを望まないと、西側のエリートたちは「自制心を失い」、「安全保障、政治の観点から、また経済の観点からも」思慮のない決定を下すと指摘した。
プーチン大統領は、こうして欧州そのものの企業の競争力と市民生活の質が低下していると指摘した。

「春には、まさにロシアが他の国よりも苦しむことになると考え、多くの外国企業が先を争ってロシアからの撤退を発表した。しかし現在、見ての通り、当の欧州で生産や雇用が次々と停止されている。その主な理由の1つは、もちろん、ロシアとのビジネス関係の断絶だ。欧州企業の競争力は低下している。なぜなら欧州連合(EU)当局自体が事実上、彼らの手頃な価格の原材料、エネルギー資源、販売市場を奪っているからだ」

東方経済フォーラムは5日、ロシア極東ウラジオストクで開幕した。会場はウラジオストクのルースキー島にある極東連邦大学のキャンパス。フォーラムは12日まで開催される。
関連記事
ロシアは軍縮の国際協力を継続 プーチン大統領
核兵器は偉大なロシアの維持のための最善の保証=メドベージェフ元大統領
コメント