両氏は、サマルカンド(ウズベキスタン)で開催された上海協力機構の首脳会議の枠組みで、シャリーフ首相と会談を行った。プーチン大統領はその会談で、「非常に興味深い、大規模なプロジェクトがある。例えば、ロシアからパキスタンにパイプラインで天然ガスを供給する『パキスタン・ストリーム』などがそうだ」と述べた。プーチン大統領は、ロシアの天然ガスをパキスタンに輸送するためのインフラの大部分は、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンですでに建設されていると強調した。
プーチン氏は、「我々にはアフガニスタンの問題がある」と述べ、アフガニスタンには政治的安定に関わる問題があると指摘した。同氏は、「しかし、アフガニスタンの人々とお互いに良好な関係を築くことを念頭に置き、この問題が解決されることを願っている。私は、アフガニスタン情勢に対するパキスタンの影響力を考慮したい」と述べた。
パキスタンは上海協力機構の加盟国であり、アフガニスタンはオブザーバーとして参加している。今回の会議では、イランが加盟覚書に署名した。また、ロシアとイラン両政府は石油輸出国機構(OPEC)のような天然ガスのカルテルを創設するという構想を練っているが、そのカルテルが今、現実のものとなりつつある。
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