ウクライナ、債務返済の一時停止についてG7諸国と合意

ウクライナは14日、G7諸国及びパリクラブ(主要債権国会議)と2023年末までの債務返済停止に関する相互理解についての覚書に署名した。ウクライナ財務省が発表した。
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覚書には、カナダ、フランス、ドイツ、日本、英国、米国の政府代表が署名した。この覚書の対象となる債務の総額は約31億ドル(約4480億円) 。
ウクライナ財務省によると、債権国グループは7月20日、2022年8月1日から2023年末まで二者間の債務の元本や利息の支払いを猶予する意向を表明し、さらに1年間の延長もあり得るとしていた。
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また債権国は、ウクライナ政府が社会的、医療的または経済的支出を増やせるようにするための支持を表明したという。この合意により、ウクライナ政府は外貨流動性を節約することも可能となる。
ウクライナ最高会議(国会)税務委員会のゲトマンツェフ委員長は先に、ウクライナの債務はおよそ1053億9000万ドル(約15兆2000億円)に達し、ウクライナの国内総生産(GDP)の68%にまで膨れ上がったと明らかにしていた。
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