浜田防衛相は、記者会見で「ウクライナ情勢悪化が続く中、立て続けにミサイルを発射していることは許されない。このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、強く非難する。北朝鮮側に対して、北京の大使館ルートを通じて抗議を行った」と強調した。
浜田防衛相によると、北朝鮮は25日午前6時52分頃、同国内陸部から、少なくとも1発の弾道ミサイルを、東方向に向けて発射した。最高高度約50キロ程度で、距離は通常の弾道軌道だとすれば、約400キロ程度飛翔した。落下したのは、北朝鮮東側の沿岸付近であり、日本のEEZ(排他的経済水域)外と推定されている。また、ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性があり、情報の収集・分析を行っているという。
また、浜田防衛相は「(岸田)総理には、本件について直ちに報告を行い、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機・船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え、万全の態勢をとることの3点について、指示があった」と明らかにした。
北朝鮮によるミサイル発射は、2022年に入ってからこれで19回目。
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