ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポロジエ州、ヘルソン州のロシア連邦への編入

死刑廃止と地域の完全復旧:ロシア編入後、ドネツクおよびルガンスク両人民共和国にはどのような変化が待っているのか?

ロシアのイワノフ外務副大臣は3日、記者団に対し、最新情報によると、9月30日にロシアへの編入に関する条約に署名したドネツク人民共和国は死刑を廃止する方針だと述べた。また、ルガンスク人民共和国政府は今後20年間の同共和国発展のための領土計画案の策定について発表した。
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イワノフ氏は、ドネツク人民共和国の死刑廃止に関する質問に対し、「これを見直し、停止することについて決定された。少なくとも私はそのような決定を耳にした」と述べた。
ルガンスク人民共和国政府は、同共和国の解放された領土におけるものも含む、損傷した施設、団地の迅速な復旧を規定するセヴェロドネツク都市地域の開発コンセプトの策定を発表した。
今後20年間のルガンスク人民共和国の発展計画は、同共和国の自治体の領土における地域的に重要な経済複合体の施設配置を決定する。そこには、投資活動、産業、工業型農業、輸送などの施設が含まれる。
また同日、ドネツク人民共和国のプシリン首長は地域のトップらとの会合で、生活ニーズのための石炭購入や失った住宅に対する補償の支払いペースを上げる必要があると述べた。
プシリン氏は自身のTelegramチャンネルに「特定のカテゴリーの人々への生活ニーズのための石炭購入に対する補償の支払い」について、「予測によると、申請しているのは2万9123人で、申し込んだのは総数の27%にすぎない。申請者6489人が補償を受け取ったが、これは十分ではない。資金は拠出され、冬は近づいており、作業をスピードアップする必要がある」と投稿した。
ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポロジエ州、ヘルソン州のロシア連邦への編入
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またプシリン氏は会合で、学校に非常ボタンを設置する問題についても協議したという。
ロシア連邦海洋・河川運輸局のザハリー・ジオエフ局長は記者団に、現在、ロシア連邦の新たな領土の港湾インフラを復旧する計画が策定されており、現時点で港の技術的状態は異なっていることを明らかにした。
ロシア憲法委員会は先に、ドネツクおよびルガンスク両人民共和国、ヘルソン州、ザポロジエ(ザポリージャ)州のロシア編入に関する一連の文書を承認した。
合意文書には、ドネツクおよびルガンスク両人民共和国の公用語はロシア語であり、ロシア連邦は同地域に住むすべての民族に母語を保持する権利を保証することなどが明記されている。
ロシアのプーチン大統領は9月30日、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、へルソン州、ザポロジエ州の住民投票の結果についてクレムリンで演説し、その後、4地域のトップとこれらの地域のロシア編入に関する条約に署名した。
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