モスクワの赤の広場では日本時間の30日夜以降、これらの地域の編入を祝うガラコンサートが開催される予定。
法的には、ドネツク・ルガンスク人民共和国、ザポリージャ州、ヘルソン州のロシアへの編入は来週初めに完了する可能性がある。ロシア連邦議会は署名された条約を批准し、ロシアの新たな構成主体の形成に関する憲法を採択する必要がある。これらはすべて、連邦院(上院)が承認し大統領が署名することで効力が発生する。
ドネツク・ルガンスク人民共和国と解放された地域の住民投票
ドネツク・ルガンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポリージャ州の解放地域で、23日から27日にかけて、ロシア連邦への編入の是非を問う住民投票が行われた。いずれの地域も、圧倒的多数の有権者がロシア連邦の一部となることに賛成票を投じた。外国人のオブザーバーは、国民投票がすべての国際的な基準に従って行われたと強調している。
ウクライナ政府関係者や欧米諸国は、この住民投票の結果を認めないと主張している。米国は、国連安全保障理事会で住民投票の結果を認めないことを求める決議案を作成し、ロシアを非難している。