ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)州、ヘルソン州のロシア連邦への編入 - Sputnik 日本, 1920, 03.10.2022
ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポロジエ州、ヘルソン州のロシア連邦への編入
ロシア憲法裁判所は、ロシア大統領が提出したドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)州、ヘルソン州のロシア連邦への編入に関する文書を承認した。文書は下院で3日に、上院で4日に審議される予定。9月30日、モスクワのクレムリンで調印式が行われ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と4地域のトップがこれらの地域のロシアへの編入に関する条約に署名した。これに先立ち、各地域で住民投票が行われ、4地域の住民の大多数がロシアへの編入を支持した。
プーチン - Sputnik 日本

【ライブ】ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ヘルソン、ザポリージャ両州がロシアに編入 プーチン大統領が協定に調印

サイン
ロシア大統領府は2022年9月30日午後3時(日本時間同日午後9時)ごろから、ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)、ヘルソン両州の4地域を新たな構成体としてロシア連邦へ編入する協定の調印式を行った。
モスクワの赤の広場では日本時間の30日夜以降、これらの地域の編入を祝うガラコンサートが開催される予定。
法的には、ドネツク・ルガンスク人民共和国、ザポリージャ州、ヘルソン州のロシアへの編入は来週初めに完了する可能性がある。ロシア連邦議会は署名された条約を批准し、ロシアの新たな構成主体の形成に関する憲法を採択する必要がある。これらはすべて、連邦院(上院)が承認し大統領が署名することで効力が発生する。

ドネツク・ルガンスク人民共和国と解放された地域の住民投票

ドネツク・ルガンスク人民共和国、ヘルソン州、ザポリージャ州の解放地域で、23日から27日にかけて、ロシア連邦への編入の是非を問う住民投票が行われた。いずれの地域も、圧倒的多数の有権者がロシア連邦の一部となることに賛成票を投じた。外国人のオブザーバーは、国民投票がすべての国際的な基準に従って行われたと強調している。
ウクライナ政府関係者や欧米諸国は、この住民投票の結果を認めないと主張している。米国は、国連安全保障理事会で住民投票の結果を認めないことを求める決議案を作成し、ロシアを非難している。
目次
はじめに新しいものはじめに古いもの
22:35 30.09.2022
テキサスの米国への加盟
テキサスは、米国人入植者が米国の支援を受けて反乱を起こし、州全体を支配下に置くまでメキシコの一部だった。1836年、「テキサスの人民代表者」会議はメキシコからの独立を宣言した。テキサスは米国に加盟しようとしたが、ホワイトハウスはその提案を拒否した。しかし、テキサスが独立国としての地位を主張するようになったため、米国は1845年にテキサスを併合した。そしてメキシコとの戦争が始まり、米国が勝利した(1846~1848)。
22:34 30.09.2022
ソ連の崩壊
1989年7月28日、ラトビア最高会議は主権を宣言し、1991年3月3日に「独立問題に関する選挙協議」(賛成 88%)が実施されたが、その結果は重要ではないとみなされていた。
1990年3月11日、リトアニア最高会議は主権を宣言し、1991年2月9日に世論調査の形で独立に関する投票が行われ (賛成90%)、議会は国際的な法的慣行に違反して、世論調査の結果を国民投票の結果として承認した。
1990年3月30日、エストニア最高会議は主権を宣言し、1991年3月3日に独立に関する投票が行われた(賛成 78%)。投票には、1940年以前のエストニア国民で「その権利を持っていた」市民とその子孫、また「グリーンカード」を与えられた独立支持者が参加することができた。
「主権のパレード」の一環として、他の共和国はソ連憲法の規定に違反し、1991年3月17日に行われたソ連維持に関する全連邦国民投票の結果(対等な主権共和国の新たな連邦としてのソ連維持に76%が賛成)を無視して、独立に関する国民投票を行った。
また、共和国の離脱に関連する問題を解決するためのソ連の法律は、共和国が有する自治権がソ連にとどまるかどうかを自ら決定する権利を規定した。しかし、グルジアの国民投票(独立に60%が賛成)ではこの要件がアブハジアと南オセチアに対して遵守されず、アブハジアでは1999年に住民投票が行われ(グルジアからの独立に97.5%が賛成)、南オセチアでは1992年と2006年に住民投票が実施された(それぞれ独立に99.9%が賛成)。ロシアは2008年、アブハジアと南オセチアの独立を承認した。
22:33 30.09.2022
ユーゴスラビアの分裂
1990年7月2日、スロベニア議会はその主権を宣言し、1990年12月23日に独立に関する国民投票が行われ(賛成 88.5%)、1991年6月25日、スロベニアはユーゴスラビアからの離脱を発表した。
1991年5月19日、クロアチアはユーゴスラビアからの離脱に関する国民投票を実施(賛成 90%)、1991年6月15日に議会はユーゴスラビアからの離脱を発表し、1992年1月、欧州連合(EU)加盟国はクロアチアの独立を承認した。
1991年9月8日、マケドニアはユーゴスラビアからの離脱に関する国民投票を行い(賛成 74%)、1991年9月17日に議会はマケドニアを独立国家として宣言した。
1991年10月15日、ボスニア・ヘルツェゴビナ議会は主権に関するメモランダムを承認し、1992年2月29日~ 3月1日、独立に関する国民投票を実施した(賛成 63%)。
22:33 30.09.2022
中央当局の意に反した独立:西側諸国が承認した国民投票
西側諸国は、中央当局に逆らい、国内法に違反して実施された独立に関する国民投票やその他の投票をこれまで一度ならず承認している。スプートニクがその最も典型的なものをお伝えする。
22:10 30.09.2022
ザポリージャ(ザポロジエ)州
ザポリージャ州はヘルソン州やドニエプロペトロフスク州、ドネツク人民共和国などと境界を接する、面積約27200平方メートルの地域。州内には欧州最大のザポリージャ原発を抱え、エネルギー産業や各工業が盛んなほか、農業や食品業も行われている。
州都ザポリージャの発祥は18世紀。1921年までは露土戦争時のアレクサンドル要塞にちなんで、アレクサンドロフスクと呼ばれていた。1939年にウクライナ・ソビエト社会主義共和国に新たなザポリージャ州として加えられた。1991年のソ連邦崩壊後、ザポリージャ(ザポロジエ)州はウクライナの一地域となった。
2022年のロシア軍の特殊軍事作戦では、ザポリージャ原発を含む約70パーセントの地域が解放された。
ロシアへの編入を望むか? 解放されたザポリージャ州、ヘルソン州、ドネツク、ルガンスク両人民共和国の住民感情 - Sputnik 日本, 1920, 20.09.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアへの編入を望むか? 解放されたザポリージャ州、ヘルソン州、ドネツク、ルガンスク両人民共和国の住民感情
1980年に建てられたザポリージャ原発はドニエプル川左岸のエネルゴダル市に位置している。ロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦の開始直後からロシア軍の統制下となっており、ドニエプル川を挟んでウクライナ側と対峙する最前線に位置している。ロシア国防省によると、原発は7月以降、断続的にウクライナ側からの砲撃を受けている。
ザポリージャ原発では9月初旬、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長が率いる調査団が査察に訪れた。調査後にIAEAが発表した報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は攻撃の手を緩めていない。
22:09 30.09.2022
ヘルソン州
ヘルソン州はクリミア半島の北のステップ地帯に位置し、面積は28500平方メートル。人口は約150万人で、農業、食品業のほか、造船業などが盛んな地域。
ロシア帝国のエカテリーナ2世は1778年、露土戦争(1768〜1774年)の際にロシア軍が建設した入植地にヘルソン市を設立する決定を下した。ヘルソンはロシア帝国の黒海艦隊の発祥の地であり、黒海艦隊の最初の基地が建設された。1944年、ソ連最高会議によってヘルソンを州都とするヘルソン州がウクライナ・ソビエト社会主義共和国の一部となった。1991年のソ連邦崩壊後、ヘルソン州の領土はウクライナの一部となった。
2022年のロシア軍の特殊軍事作戦ではヘルソン州はロシア軍の統制下に入った。
22:09 30.09.2022
ルガンスク人民共和国
ルガンスク人民共和国はドネツク人民共和国の北部に位置し、面積は26700平方キロメートル。人口は約200万人で、機械、化学、石油化学工業、食品業、木工業、織物業、建材業などが盛んな工業地域。
中心都市ルガンスクは帝政時代の18世紀末、ロシア帝国のエカテリーナ2世の命によって冶金工場が建てられたところから始まる。ソ連時代の1938年、上述のようにドネツク州から分離する形でボロシーロフグラード州となった。1990年にはルガンスク州に改名された。ソ連邦崩壊後、現在のルガンスク人民共和国の領土はウクライナの一部となった。
2022年のロシア軍による特別軍事作戦の結果、ルガンスク人民共和国は旧ルガンスク州の境界線まで完全解放された。
領土保全と歴史的正義回復への希望:DNR、LNR、へルソン州、ザポリージャ州で住民投票が最終日を迎える - Sputnik 日本, 1920, 27.09.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
領土保全と歴史的正義回復への希望:DNR、LNR、へルソン州、ザポリージャ州で住民投票が最終日を迎える
22:09 30.09.2022
ドネツク人民共和国
ドネツク人民共和国は東ヨーロッパ平原の南部に位置し、面積は約26500平方キロメートル。人口は約400万人で、石炭の採掘や冶金業、機械、化学工業、電力、食品、軽工業などが盛ん。
首都のドネツクは1860年代から炭鉱の町として発展し、帝政崩壊後の1918年にはロシア・ソビエト連邦社会主義共和国に組み込まれた。1932年にはドネツク州はウクライナ・ソビエト社会主義共和国に編入された。1938年にはスターリン州(現在のドネツク州)とボロシーロフグラード州(現在のルガンスク州)に2分された。1991年のソ連邦崩壊後、現在のドネツク人民共和国の領土はウクライナの一部となった。
2022年のロシア軍の特殊軍事作戦では、港湾都市マリウポリを含むドネツク人民共和国の大部分がキエフ政権から解放された。
22:08 30.09.2022
クリミア ロシアへの再統合
ウクライナで2014年2月にクーデターが発生し、クリミアとセヴァストポリ市当局は3月、クリミアがロシアと再統合することの是非を問う住民投票を実施した。現地の有権者の80%以上が投票し、クリミアでは96.7%が、セヴァストポリ市では95.6%が再統合に賛成した。
2014年3月18日、ロシア連邦とクリミア共和国の間で条約が調印された。その後、ロシアのプーチン大統領は、ロシアとクリミア間の条約の批准に関する法律と、クリミアの受け入れとロシア連邦内の新しい構成主体(クリミア共和国と連邦重要都市セヴァストポリ)の形成に関する連邦憲法という2つの文書に署名した。
ザハロワ露外務省報道官 ウクライナのクリミアへの行為と米軍のベトナム作戦の類似を指摘 - Sputnik 日本, 1920, 16.03.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ザハロワ露外務省報道官 ウクライナのクリミアへの行為と米軍のベトナム作戦の類似を指摘
22:07 30.09.2022
編入に関する文書に署名したプーチン大統領と4地域の首長ら
21:59 30.09.2022
プーチン大統領はドネツク、ルガンスク両人民共和国、ザポリージャ(ザポロジエ)、ヘルソン両州の4地域を新たな構成体としてロシア連邦へ編入する協定に調印した。
プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 30.09.2022
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシア編入文書、プーチン大統領と4地域首長が調印
21:55 30.09.2022

「欧米は国境の不可侵の原則を踏みにじった。彼らに住民投票を批判する権利はない」

21:54 30.09.2022

「西側諸国は真実をフェイクの海に沈めた。限度を超えたヨーゼフ・ゲッベルス(ナチスドイツの宣伝相)の伝統に則ったプロパガンダを使って」

21:54 30.09.2022
デモ - Sputnik 日本, 1920, 30.09.2022
「ロシアとの関係発展、米国に遠慮すべきでない」日本の露専門家、日米間の不平等性を指摘
21:52 30.09.2022
欧米は嘘をついている。自分の全ての問題の責任はロシアにあると非難し、世界の危機の責任をロシアに転嫁している。プーチン大統領はこう付け加えた。
21:50 30.09.2022

「紙幣では誰も満腹にさせることはできない。必要なのは食料だ(米ドルについて)」

21:48 30.09.2022

「欧米に民主主義を語る権利はない」

21:45 30.09.2022

「米国は2回にわたり核兵器を使用し、日本の広島と長崎を破壊した。米国はいまだに、ドイツや日本、韓国などの国々を冷笑的に『同盟国』と呼びながら、事実上占領しているのだ」

21:42 30.09.2022
Церемония подписания договоров о вхождении в РФ ДНР, ЛНР, Запорожской и Херсонской областей состоялась в Кремле  - Sputnik 日本

「ウクライナ政権に呼びかける。戦闘行為を即時停止し、交渉のテーブルに戻られよ。ウクライナ政権は、解放された領域で、ロシアと全てのロシア人に対する憎悪を犯罪的に植え付けようとした」

21:38 30.09.2022

「西側諸国のロシア嫌いは、人種差別主義にほかならない」

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала