ブルームバーグが米シカゴ商品取引所のデータをもとに報じたところによると、同日の小麦の取引価格は4.8パーセント上昇。ウクライナ産穀物輸出の拠点となっている黒海地域の軍事的緊張の高まりによる先行きリスクで、週前半は値動きが不安定になるとの見通しを示している。
2022年初めから小麦の値段は約19パーセント高騰した。ロシア、トルコ、国連、ウクライナによるいわゆる「穀物合意」によって、8月から黒海沿岸の港からウクライナ産の穀物輸出が再開。一時は小麦価格も落ち着いたものの、ここにきて再び危機が迫っている。ロシアとウクライナによる対立が激しさを増すなか、両者が穀物合意の延長に同意できるかも不透明な状態だ。
ロシア南部のクリミア半島とクラスノダール地方のタマン半島をつなぐクリミア大橋で8日、貨物自動車が爆発し、大規模な火災が発生。3人が死亡したほか、橋の一部が崩落した。
プーチン大統領は「ロシア連邦領内でテロ行為を実行する試みが続く場合、対応は厳しく、そして脅威のレベルに合致したものとなる」と警告している。
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