金正恩氏の妹は、制裁検討で韓国を批判した

北朝鮮の金正恩労働党総書記の妹、金与正党副部長は、北朝鮮に対して制裁を課すことを検討しているとして韓国の尹錫悦大統領の政権を批判した。朝鮮中央通信が報じた。
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金与正党副部長は「米国が北朝鮮に対する『個人的制裁』について話し始めるとすぐに、韓国は前者の発言を繰り返した」と述べ、「この不快な行動は、韓国のグループが『忠実な犬』であり、米国の傀儡であることをさらに明確に示している」と強調した。
同氏は、「危険な状況を作り続けている」尹錫悦大統領の権力を韓国国民が受け入れる理由について当惑を表明した。金氏によると、文在寅前大統領の下では、韓国は北朝鮮の標的ではなかった。
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金与正氏は、「米国と韓国の手先が必死に制裁と圧力に固執すればするほど、我々の憎しみと怒りは強くなる」と警告した。また同氏は「『制裁』によって現在の危険な状況を回避できると考えるのであれば、平和で快適に暮らす方法を知らないだろう」と述べた。
これより前、韓国の外務省は、北朝鮮の挑発に対応して独自の制裁を課すことを検討していると発表していた。
北朝鮮は18日に新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星17型」を発射した。北朝鮮は19日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、金総書記の立ち会いのもと、「火星17型」の発射実験が行われたと発表した。これを受けて21日、国連安保理では緊急会合が開かれる予定。
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