「米国の目的がウクライナ危機を長引かせることなのは明らかだ。ワシントン(米政府)はウクライナでの衝突でロシアを弱らせてから、落ち着いてアジア太平洋地域に臨もうと考えている。だから、彼らはウクライナをその目的達成のための道具とみなしているのだ」
アタバイ氏はこのように述べ、米国と「取り巻き」の同盟国との関係については、次のように語る。
「米国は欧州に圧力をかけ、ウクライナへの軍事的、経済的支援を強要している。欧州連合(EU)諸国は地域の平和と安寧を欲したとしても、実現できない。なぜなら米国がつくった罠にはまっているからだ」
アタバイ氏は、欧州諸国には米国の圧力をふりきるのに十分なリソースを持ち合わせていないと指摘する。EUは今の状況から抜け出そうとしているものの、米国はこの動きに懸念を示しているという。
「米国はロシアへの圧力を緩めないよう全力を注いでいる。そしてウクライナへの今後の軍事支援を表明したように、エスカレーションを目指しているのだ」
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