ウクライナでの露特別軍事作戦

新たに編入した4地域の状況は極めて困難 プーチン大統領、治安部隊を激励

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、9月に編入したドネツク・ルガンスク両人民共和国、ヘルソン・ザポリージャ両州の状況は極めて困難であり、これら新地域の治安部隊は市民の最大限の安全を確保し、市民の権利と自由を守るためにあらゆる手段を尽くすべきだと表明した。
この記事をSputnikで読む
プーチン大統領は、20日に迎えた「ロシア国家治安部隊員の日」の祝辞の中で、次のように述べた。

「特に、ロシアの新たな地域で活動を開始した治安部隊について言及したい。ドネツク、ルガンスク両人民共和国、ヘルソン・ザポリージャ両州の状況は非常に困難だ。しかし、そこに住む人々、すなわちロシア国民は、あなた方やあなた方の保護を頼りにしている」

プーチン大統領は、国民の最大限の安全を確保し、国民の権利と自由を守るために可能な限りすべてのことを行うことが治安部隊員の義務であるとした。また、新たな部隊には最新の装備や武器、経験豊富な人員を提供することも約束した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
露ショイグ国防相が特殊作戦地域で軍を視察=ロシア国防省
またプーチン大統領は、新たな脅威が出現する中、重要分野における治安機関の活動を強化するよう呼びかけ、特殊部隊に対し、市民が多く滞在する場所や戦略的輸送施設、エネルギーインフラ施設を常に統制下に置くよう指示した。
「今、軍を含む防諜機関には、緊張感と集中力が最大限求められるようになった。外国の特殊部隊の動きを厳しく取り締まり、反逆者、スパイや妨害工作員を迅速に特定する必要がある」とプーチン大統領は述べた。
また、確実に防御すべき国境については「国の安全を確保するための最も重要だ」とし、ロシア連邦保安庁(FSB)の国境業務の強化も要求した。
関連ニュース
米国は、露民間人へのウクライナのテロ行為に対する責任を免れることはできない=ザハロワ露外務省報道官
ロシアの動員兵ら、外国人傭兵と対峙したときのことについて語る
コメント