18日に行われた決勝では、アルゼンチンが前大会王者・フランスとの一進一退の攻防を制し、36年ぶりの優勝を決めた。しかしその後、延長18分のメッシのゴールが無効ではないかと論争が広がっていた。
この論争について、ポーランドのスポーツ放送局「TVP Sport」は、同国出身でW杯決勝の主審を務めたシモン・マルチニアク審判員の見解を次のように伝えている。
「大事なのは選手が言っていることだ。ムバペやロリスを含めたフランス選手は試合後、ジャッジについて満足していると私に感謝してくれた。フランスがゴールしたときだってピッチ内に7人が入っていたし、こんな粗探しをするのはつまらないことだよ」
前述の規則にはもう一点、留意事項がある。控え選手らが部外者としてピッチに入っていたとしても、「プレーを妨害していなかった場合」は得点が認められるという。マルチニアク審判員もこれを熟知していたからこそ、メッシのゴールを自信を持って認めたのではないだろうか。
18日に行われた決勝戦では、アルゼンチンが前半23分、リオネル・メッシのゴールで先制点をあげたあと、前半36分にも追加点を加え試合をリード。だが、フランスも後半35分にキリアン・ムバペがPKで1点を返すと勢いそのまま、後半36分に同点ゴールを決めた。延長戦でも両者は1点ずつを加え、勝敗の行方はPK戦に。アルゼンチンは全員が成功させ、4-2でPK戦を制し、1986年以来の優勝を果たした。
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