聯合ニュースによると、「インド太平洋戦略」では安全保障協力や経済、エネルギー、文化・人的交流など9つの重点促進課題をあげている。重要な要素は「包容」としており、同盟国の米国のほか、徴用工問題など政治・歴史的軋轢のある日本も協力国として挙げられている。
また、日米が地域安全保障上の脅威として警戒する中国も協力国に含まれている。これについて、大統領府高官は次のように述べている。
「隣国である中国との協力を拒否するというのは現実と相当かけ離れている」
韓国はこれまでも米国と中国の間でバランスを取ってきた。韓国は米国の同盟国でありながら、8月のナンシー・ペロシ下院議長が訪台し米中対立が激化した直後にも、中韓外相会談を行っている。中国は韓国にとって最大の貿易相手国であることも影響しているとみられる。
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