プーチン大統領は、モスクワ大学で行われた大学生たちとの会見で、次のように述べている。
「特殊軍事作戦の目的はこれまで言ってきたように、まず第一に人々とロシアを脅威から守ることだ。こうした脅威は我々の歴史的領土につくられようとしており、我々はそれを看過することはできない」
また、プーチン大統領はロシアは西側諸国と違い、文化を否定するようなことをしないとも述べている。
「我々はベートーベンやバッハを否定しようなどと思いつきもしなかった。だが、西側ではチャイコフスキーを否定した。チャイコフスキーやドストエフスキー、トルストイなしで暮らせばいいさ。我々は世界の傑作なしに暮らすことはない」
西側諸国の関係について学生から問われると、米国の覇権主義を念頭に「(西側の)政治エリートたちは自国の利益でなく、第三国の利益のために奉仕している」と答えた。一方で、どんなことが世界で起ころうとロシアに対しての立場を変えない西側諸国の人々もいると指摘し、「彼らの意見は政治エリートとは違い、変わらないのだ」と話した。
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