デイヴィス氏は、戦闘力の9割は戦車そのものではなく、よく訓練された乗組員と小隊の結束力であり、「この装備を見たこともない」ウクライナ兵がドイツで6週間の訓練を受けたところで、こういったことが達成されるとは思えないと指摘している。
デイビス氏は、米国はウクライナ紛争に直接参加しないと主張しているが、「動向を注視しているロシアにとって、この言葉には何の意味もない」と強調している。また同氏は、米国はウクライナに「文字どおり全て」供給しているが、「まだ引き金を引いていないだけ」であり、米国がロシアとNATOの直接対立を引き起こしていると指摘した。
これよりも前、元ドイツ連邦軍中佐のユルゲン・ローゼ氏が、スプートニクの取材に対し、今回の戦車供与が紛争の流れを変える助けになる可能性は低く、ウクライナ軍の戦闘能力と士気が完全に崩れないようにするための苦肉の策である可能性があると語った。
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