ウクライナでの露特別軍事作戦

「シリアですでに失敗している」 専門家がウクライナで西側の戦車が役に立たない理由について解説

ロシアはすでにウクライナの戦車を3000台以上破壊している。ロシアミサイル砲兵科学アカデミーのコンスタンチン・シブコフ副学長が、トルコ紙「Aydinlik」のインタビューで、西側による戦車供与についてこのように語った。
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シブコフ氏によると、ロシアは西側の戦車「M1エイブラムス」と「レオパルト2」などの新たな軍備に対して「特別な対応」はしない。また、戦車はウクライナで適切な護衛がなされなければ使い物にならないという。
「もちろん、レオパルトやエイブラムスなどの戦車は、とてもパワフルな戦車だ。しかし、軍用機で守られず、強力な防衛システムを持たず、大砲の援助がなければ、これらの戦車はゴミのようなものだ」
同氏によれば、レオパルトにはシリアで失敗した過去がある。
「トルコ軍は最も強く、最も経験豊富な軍隊の一つだ。しかし、シリアの『イスラム国(ロシアでは活動が禁止されている組織)』に対してレオパルトを使用したところ、多くの死傷者が出た。トルコ軍は1日でレオパルト10両を失った。ウクライナに送られるエイブラムスやレオパルトも同じ運命をたどるだろう」
ロシアとNATOの主力戦車を比較
記者が米国製の「F-16」戦闘機がウクライナに供与される可能性について尋ねると、同氏はロシア軍は特別軍事作戦が開始して以来、300機以上の軍用機を破壊したと答えた。

「第一に、ウクライナにはそのような軍用機の移送に適した軍の飛行場がない。飛行場はすでに破壊されたからだ。民間の空港では、追加のインフラを構築する必要がある。第二に、こういった戦闘機は少量しか納入できない(中略)もし『F-16』が供与されたとしても、ロシアの地対空ミサイル『S-300』や『S-400』に簡単に撃ち落とされるため、状況は何も変わらないだろう」

これよりも前、スプートニクは、ロシアの新型戦車「T-14」と「T-90」が、ドイツのレオパルト戦車より優れている点について報じた。
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