記事では「台湾は近年、中国の軍用気球が数十回、領空を飛行しているのを観測していた」と述べられている。
同紙によると、これは以前に報告されてきたものよりもはるかに多く、中国による台湾攻撃という想定をめぐり懸念を強めている。なお、台湾国防省がこれまでに確認した中国の気球は、2022年2月に出現した1件のみだと指摘されている。
ある台湾政府高官は「気球は非常に頻繁に現れ、最近では数週間前に現れた」と話した。また、別の関係者は「気球の出現は平均して月に1回起きている」と明らかにした。
同紙によると、台湾政府関係者は、台湾空域で観測された中国の気球は通常、高度約2万フィート(約6キロメートル)を飛行していると述べた。これは、米上空で気球が目撃された高度よりもはるかに低いと記事では指摘されている。
また、ある台湾政府関係者は、気球出現の背後には中国空軍やミサイル部隊が控えているとされると同紙に語った。
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