また、1月の日本の対ロシア輸出額は437億4000万円、対ロシア輸入額は1413億8000万円だった。
輸入額は品目の全部門で減少
食料品の輸入額が前年同月比で42.7%減少した。この部門では、穀物類の輸入量が32.7%減少している。
木材などを含む原料品の輸入額は前年同月比で59.9%減。
鉱物性燃料の輸入額は全体で7.9%減少し、液化天然ガスの輸入量が9.7%減、石炭は56.9%減となった。
医薬品を含む化学製品の輸入額は前年同月比で33.7%減となった他、鉄鋼や木製品を含む原料別製品も36.2%減となった。
半導体などの製品を含む電気機器の輸入額は17.1%減少した。
輸出額も同様に減少
食料品の輸出額は前年同月比で29.9%減、原料品は72.6%減少した。
化学製品の輸出額は38.1%減、原料別製品では79.3%減少した。
一般機械の輸出額は2.5%減少した。この部門では、周辺機器を含む電算機類の輸出台数はゼロ(67.2%減)となり、電算機類の部分品の輸入量は1トン(44.5%減)だった。
電気機器の輸出額は85.6%減少した。この部門では音響・映像機器の輸出台数は3000台(78.5%減)だった。
自転車の輸出台数は前年同月比で10.4%減、二輪自動車では37%減、自動車の部分品は76.1%減となった。
ほぼ全ての部門で輸出入の減少傾向が続く一方で、非鉄金属鉱の輸入額は前年同月比で76.1%増、医薬品の輸出額は49.6%増加した。
日本の貿易赤字は過去最大
今回発表された貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆4966億円の赤字で、比較が可能な1979年以降、1か月の赤字としては過去最大。貿易赤字の増大は、エネルギー価格の上昇と円安によるもの。日本はエネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている。
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