秦外相は「この事件は、根本的なことを明らかにした。米国の中国に対する認識と見方はひどく歪んでいる。米国は中国を主要な的であり、最も深刻な地政学的挑戦だとみなしている」と発言。
また、今回の事件は不可抗力であり、気球は米国と米国人に何の脅威も与えていないと強調。「しかし、米国は過剰反応し、国際法の精神や慣例に反して武力を乱用した。また、事件を脚色し、不回避ともいえる外交上の危機を作り出した」と主張した。
こうした上で、秦外相は、米国が対中政策で「間違った道」を進み続ければ、対立につながると警告。中国を抑圧し、封じ込めたところで、米国が「再び偉大になる」ことはなく、中国の復興を阻止することはできないと指摘した。
米軍は2月4日、サウスカロライナ州沖の大西洋上空で中国の偵察気球を撃墜した。 中国外務省は抗議を表明し、気象観測用の気球が偶然米領空に迷い込んだと説明した。
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