ミンスク合意によりウクライナは軍事力を高めることができた=仏オランド前大統領

フランスのオランド前大統領は、独紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」のインタビューに対し、ミンスク合意はウクライナにとって好都合なものだったとの見解を述べた。
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オランド氏の見解によれば、「ミンスク合意によってウクライナに与えられた時間で、ウクライナは軍事力を高めることができた。」
また、オランド氏は、ガスパイプライン「ノルドストリーム2」は建設中に止めるべきだったとし、欧米企業はもっと早くロシアから撤退すべきだったと指摘した。
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ウクライナ東部の状況を解決するために2015年に締結されたミンスク合意では、停戦、接触線からの重火器の撤退、ドネツクおよびルガンスク人民共和国の分離地区における特別な地位に関する法律の採択が想定されていた。ウクライナはこの計画を履行したことはない。
2022年末、ドイツのメルケル前首相は、「2014年のミンスク合意は、ウクライナが強くなるための時間を与えようとしたもの」だと明らかにした。その後、オランド氏は、当時の地政学的状況はウクライナにとって有利ではなく、西側諸国は一息つく必要があったと指摘し、メルケル氏の主張を支持した。
一方、英国のジョンソン元首相は、今年1月下旬にキエフを訪問した際、ウクライナに関する協議を行うノルマンディー方式は「外交上の模倣」だと強調した。また、ロシアのラブロフ外相は、ミンスク合意の調印者たちは、対露戦争の準備ためにこの協定が必要だったという事実を公然と認めていると述べた。
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