多くの日本の学生たちが選ぶのがプーチン大統領
ワシーリー・モロジャコフ氏
© 写真 : ワシーリー・モロジャコフ氏
文学と政治、その両者の関係に惹かれる
モロジャコフ氏の最初の著書と卒業論文は、19世紀後半、日本開国から第一次世界大戦終戦までのヨーロッパとロシアにおける日本のイメージがテーマとなっている。
露日関係の黄金時代
ワシーリー・モロジャコフ氏は、露日関係の全盛期は1906年から1917年だったとの見方を示している。
歴史を知らずに現代の情勢を理解することは不可能である
モロジャコフ教授は、現代の多くの出来事の根源は過去にあると考えている。同時に、教授は、現代の道徳的評価を過去の出来事と結びつけることには絶対的に反対している。
日本人はときに一つのモデルを別の物事に当てはめようとする
日本人にとって、ポストソ連期に何が起こっていたのかを理解するのは非常に困難なことである。それはウクライナについても同様である。
ジャーナリズムの代わりに現れたプロパガンダ
露日関係はリセットできるか?
モロジャコフ氏は、露日関係の改善に関して楽観的な見方はできないとしつつ、文化的、学術的協力があれば、それが大きな利益をもたらす可能性はあると考えている。
ロシアに文化外交の戦略はない
モロジャコフ氏は、日本が積極的に自国の文化を世界に広げていることは何ら悪いことではないとした上で、ロシアが自国の魅力的なイメージ作りに消極的であることを嘆いている。
隣国である運命からは逃れられない
ロシア人は、多くの面でステレオタイプに偏っているとはいえ、依然、日本、日本文化に対する関心を持っている一方で、日本ではロシアに対する関心は低下している。