オルバン首相によると、EU加盟国は今から1年前、ウクライナに殺傷力のある武器を送るかどうか躊躇していた。同氏は、今ではすでにこの件に関する話し合いは「戦車のみか、軍用機は何機にするか、ウランを含む砲弾か、兵力か」という形式になっていると指摘している。EUのボレル外相は、オーストリア紙『デア・スタンダード』への寄稿で、ウクライナでの出来事は、EUが「必要に応じてタブーを破る」準備ができていることを示していると指摘している。これよりも前、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、北大西洋条約機構(NATO)は実際にはウクライナ政権側で戦っており、「紛争にこの上なく深く加わっている」と再度強調した。ラブロフ氏はさらに、西側諸国がこの戦争に地政学的な利益を見いだし、ウクライナの紛争を止めようとはしていないとの見解を示した。関連記事