作家を狙ったテロ、なぜ国際的組織は非難しないのか=ロシア外務省

ロシアの著名な作家で保守系政治活動家のザハール・プリレーピン氏を乗せた車が爆破され、運転手が死亡した事件について国際的組織は沈黙しており、テロの背後にウクライナ政府、そして米国政府がいることを証明している。ロシア外務省が表明した。
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ロシア外務省の公式サイトに掲載された声明には次のように記されている。

「ロシア人ジャーナリスト、そして社会的活動家を標的とした一連のテロ行為をワシントンが非難していないことから、米国政府の関与は明らかである。しかるべき国際的組織の沈黙は許されない」

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ロシア外務省によると、プリレーピン氏に対するテロ行為、およびその他のテロ行為に対する責任はウクライナ政府のみならず、それを支援する西側、特に米国にもあるという。まさにその工作によってウクライナでは2024年2月にクーデターが起こり、アンチ・ロシアを目的とする政権が誕生しているとのこと。
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爆殺未遂に関与した容疑で逮捕されたアレクサンドル・ペルミャコフ容疑者は捜査委員会の取り調べに対し、2018年にウクライナの諜報機関に動員され、2022年にロシア連邦へ入国したことを認めた。入国の目的はプリレーピン氏を「排除」することだったという。
負傷したプリレーピン氏の治療にあたったニジニ・ノヴゴロド州のグレブ・ニキーチン医師によると、手術は成功したという。被害者は意識を取り戻したものの、現在は速やかな回復のため医療麻酔により睡眠しているとのこと。
プリレーピン氏は作家であると同時に、政治団体「正義のために」の創設者で政治家としても知られる。2021年に露野党「公正ロシア」と統合するまで代表を務めた。
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