ショイグ国防相は次のように述べている。
「こうしたミサイルの特殊軍事作戦地域外での使用は、米国や英国が紛争に全面的に関与することを意味し、ウクライナ領内の意思決定機関に対する即時攻撃が必要になる」
「ストームシャドー」は英仏が共同開発した巡航ミサイルで、5月に英国がウクライナに供与した。それ以降、昨年新たにロシアに編入された地域に対し、このミサイルでの攻撃を行っている。射程は250キロとされているが、最大射程560キロの改良型もあるという。
英国は「ストームシャドー」の供与時に、ウクライナから「主権を持つ領土」でのみ使用するよう約束を得ている。だが、これまでにウクライナは、同様に「自国の領土と国民を守る」ためにのみ使用することを条件にベルギーから供与された武器を使い、露ベルゴロド州の攻撃に使用した疑いが浮上。ベルギー政府がウクライナ側に説明を求めるなど、外交問題にも発展している。この攻撃では民間人1人が死亡、13人が負傷している。
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