役立たずの兵器
クラピヴニク氏は、西側諸国がウクライナ政権に供給している兵器は、軍のニーズを満たしていないと指摘している。特に仏が提供した、いわゆる車輪付き戦車はそうだった。
「仏は戦車を送るのではなく、105ミリ口径の大砲付きの偵察用の装甲車を送ってきた…。マクロン仏大統領に、あなたは戦車を送ってはくれなかったと言ったら、向こうは大声で、送りましたよ。ただ、装輪タイプなだけです、と叫んだ。AMX-40は戦車だが、ウクライナに送ったAMXは偵察用の装輪装甲車だ。装甲は軽量で、(敵を)見つけに来て、帰ることはできるし、数回なら砲撃もできるが、戦闘の真っただ中に出ていくことはできない。NATOの問題は戦車、装甲車の数が不十分なことだ」
クラピヴニク氏は、NATO諸国の軍需産業にはウクライナの戦場ですでに敗北した装備と入れ替えることができる代替品を提供する能力がまだないと指摘している。
訓練時間が足りない
これより前に、AFP通信の記事にウクライナ人軍人らがAMX-10RCをこき下ろした発言が掲載された。ウクライナ人らはAMX-10RCの装備は確かに見事だが、装甲があまりに軽量でギアボックスに問題があると指摘している。ギアボックスに問題が生じる理由について、ウクライナ人らは、おそらく未舗装道路で走行しているためだろうとしている。
また、仏で行われた数か月間のトレーニングもAMX-10RC のファンクションをものにするには不十分だったことが指摘された。
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