ハーシュ氏は執筆した記事の中で米国の匿名のある役人との会話を引用している。役人は、クリミア大橋への攻撃では米国のドローンが使用されており、ドローンは遠距離操作型で、魚雷のようにボディの半分は水中に潜水していたと語っている。この他、この役人は、ウクライナがクリミア大橋を攻撃した後、ロシアがどう反応するかについては米国内では深く考えられていないと指摘したという。
ハーシュ氏は、米国の公人らはウクライナ政府を世界で最も汚職にまみれていると考えており、ゼレンスキー大統領にはこれからの行動計画がないことも知っていると見ている。ハーシュ氏が米国情報機関内に持つ複数の消息筋は、ウクライナの反攻は失敗に終わったが、米政権はこの先ゼレンスキー氏をどう扱っていいか分からない状態にあるとの見方を示している。消息筋らは、バイデン氏がウクライナを支援するのは、ゼレンスキー氏がバイデン氏の息子のハンター氏を助けていたことだけが理由ではなく、バイデン氏について何らかの情報を握っているからではないかと読んでいる。
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